財団法人 大東会館

老兵始末記

老兵始末記
影山正治著

老兵始末記

著者の終戦をはさんで一年有半の間の自伝。 昭和十九年、東條軍閥の大東塾弾圧の手は、数へ年三十五歳の著者を徴兵検査場に引き出し、甲種合格として北支戦線に二等兵として飛ばした。昭和二十年八月十五日、終戦を迎へ、徹底抗戦を進言するも、体勢は承詔必謹に決し、抗戦計画を断念。十月二日、現地復員、軍糧城精穀株式会社に於ける大東塾大陸分塾の開設。大陸に踏みとどまつて新しい中国建設に協力しつつ、日本再建、アジア復興への努力を期せんとするも、国民党の現状いかんともし難く、帰国に決す、一兵として体験する末期北支軍の状況、終戦、現地復員、引揚げ等、日本の最も悲痛なる日々を外地に過した筆者の記述は貴重な現代史の資料でもある。 B6判・320頁・定価2,000円・送料310円

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